ぎんぎつねの備忘録

動物好きです!好きな人とつながりたい

二度と経験したくない思いがけないできごと

私が住んでいる隣の家が飼っている、1匹のまだらな茶色の毛が混ざった黒猫は、時折塀を乗り越えて、私の車の上で日向ぼっこをしていることがあります。 可愛い黒猫が日向ぼっこをしているくらいなら構いませんが、足についた油の足跡が点々と残ってしまうのは、ちょっと困ったものです。

「追い払うのもかわいそうだし、困ったな」と思っていた矢先のある日、車を停めていた庭のほうから「ふぎゃ~!」という鳴き声が聞こえてきました。 それと同時に「どったん、ばったん」と大きな音も聞こえてきました。 「何事が起きたのか」と慌てて庭に出てみると、私の車の上で、隣で飼っている猫と2羽の烏が、1匹の大きなねずみをめぐって大騒ぎしていました。 「こら~!」と私が竹箒を振り回しながら車に近づいていくと、絶命したねずみを残して、蜘蛛の子を散らすように猫と烏は逃げていきました。
呆然とした私は、「おい、こんなもんどうすればいい」と呟きました。 足跡くらいなら見逃せたとしても、ねずみを置いていかれては処分に困ってしまいます。 仕方なく私は、ねずみのなきがらを葬る穴を庭に掘りました。 私が「カメラを持って来ればよかった」と気づいたのは、穴に土をかけ終えたあとのことでした。

隣で飼っている猫をめぐって、二度と経験したくないような思いがけないできごとに遭遇してしまいました。